40代からのわくわく副業ガイド

40代&50代でも無理なく始められ、スキルや経験を活かせる副業を。そしていずれは独立・起業も!という方のための副業入門ガイドです。

ニッチなテーマでKindle本を出版して著者デビュー

写真:Kindle本

Amazonの電子書籍「Kindle本」。実はあまり知られていないが、原稿さえできれば基本的に内容の審査はされず(アダルトものやコピーなどは除く)、誰でも簡単に出版できてしまうもの。紙の本としての出版は難しいニッチジャンルで著者デビューするのにも適しており、副業の自己PRツールにもなる。


【必要なスキル&装備】

  • テーマを決めて本の構成案を作れる
  • 本のコンテンツを執筆できる
  • パソコンとインターネット接続環境

「著者デビュー」というと非常にハードルが高いことのように思いますが、実はKindle本だったら簡単。

既にブログやサイトを運営していて、その内容をKindle本にしたいということなら、最短2日ほどで編集・原稿作成作業を行い、5日目にはAmazonに"著書"が並んでしまうのです。

1日目:ブログの文章や写真をWord(ワード)に貼り付け、編集して目次を作成
2日目:画像編集ソフトで表紙作成/プレビュー確認/Kindle出版サイトでアップロード
<審査期間1~3日程度>
5日目:Kindleの審査に合格したら、詳細情報入力し「出版」

ここで「審査」とありますが、狭き門では全くありません。アダルトコンテンツではないかどうか、またWEB上で公開されているコンテンツのコピーではないかどうかなどを機械的にチェックしているようです。

自分で運営しているサイトやブログの内容をベースにした原稿の場合、「WEB上で同じものが公開されている」ということでチェック入る場合が多いようですが、どちらも自分の文章であり出版権があることを説明すればクリアできます。

●Kindleダイレクトパブリッシングで電子書籍を出版するときの注意点まとめ-Six Apart ブログ|オウンドメディア運営者のための実践的情報とコミュニティ

それでは、原稿自体の作成はどうでしょう。

●Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング「本の準備」
●電子書籍Kindle出版!Wordで簡単4ステップでやってみた!

Kindle本の原稿は、マイクロソフトの「Word(ワード)」で簡単に作れます。もし自宅のパソコンにWordが入っていないのであれば、オンライン上で無料で使える「Googleドキュメント」でも可能です。

●素人OK!無料でできたkindle電子書籍の作り方(1)googleドキュメントで簡単に原稿を制作する方法 - 仲村屋の自然でユルイライフスタイル

WordやGoogleドキュメントの「見出し」「目次」部分だけ、普段その機能を使っていないと戸惑うかもしれませんが、それほど難しくはありません。原稿が正しく作られたかどうかは最後に「Kindle Previewer」で確認できます。


【始め方】

●Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング

Amazonアカウントをお持ちであれば、それを利用してログインしましょう。なければ新しく作ります。

ログインすると管理画面のようなページ。
ここが、Kindle本を出版する際に、原稿ファイルをアップロードし、その後価格や詳細情報などを設定する画面です。「レポート」は、売上やどのくらい読まれたか、またロイヤリティ(報酬)を確認するための画面です。

Kindle本の出版方法はここの「ヘルプ」にすべて書かれているのですが、テキストだらけで少々とっつきにくいので、まずは外部サイトを参考にしたほうがいいかもしれません。

●簡単すぎる!Kindle出版の方法(Amazonで電子書籍を出版する方法)

ここに、原稿ファイル準備から表紙画像作成まで必要なことはすべてまとめられています。

画像編集ソフトを使って表紙を作るスキルがない場合には、Kindle本の表紙を簡単に作れるWEBサービスを使うこともできます。

●Canva

原稿はWordやGoogleドキュメントで作ることができます。レイアウトにも凝りたいのであれば、Adobe「InDesign」など専用DTPソフトを使って作成してもいいですが、個人が手軽にKindle出版するのであればWordで十分です。


【成功のポイント】

Kindle本の印税(ロイヤリティ)は35%もしくは70%。

「KDPセレクト」に登録する設定にすれば印税率は70%となります。最低金額が250円以上(変わる場合あり)、著者または出版者が著作権を持つすべての国と地域で本が販売されること、Kindleストアでの独占販売など条件を満たす必要がありますが、最低金額以下で販売したいということでなければ問題はないかと思います。

仮に400円くらいの設定の本であれば、一冊売れた利益は280円。
10冊で2800円、100冊で28,000円です。

実際のところ100冊売れるのは容易ではありません。

副業というからには毎月コンスタントに数万円の収入は得たいところでしょう。そのためにはどうしたらいいのか。

  • 複数の本を出版する
  • 無料キャンペーンなども活用し、より多くの人に読んでもらいレビューを書いてもらう
  • 著者ページを作る、SNSを活用して本の販促を行う

最近は「紙の本はもう買わない」という電子書籍派も増えていますが、紙の本はあっても電子書籍版はないジャンルもまだまだあります。さらにジャンルによってはニッチすぎて「紙の本すらない」ものもあり狙い目です。
リサーチし、自分に執筆ができるテーマで、一定のニーズはあるものの競合が少ないところを狙ってみるのもありでしょう。

表紙カバーも重要。自信がなければ、クラウドソーシングを活用し表紙デザインが得意な人に作ってもらうだけでも売上は変わります。

Kindle本を出すメリットは印税獲得だけではありません。実は誰でも簡単に出版できてしまうKindle本ですが、その事実はあまり知られておらず、Kindle本を出しているだけで「専門家」とみなされることもあります。コンサルティングなど、他の副業のためのPRツールとしても使えますし、Kindle本を足掛かりに、紙の本出版や紙媒体での執筆へとつなげてゆくこともできます。


参考書籍


Kindle電子書籍出版 完全攻略マニュアル: 毎月5万円以上の収入アップを実現させるKindle出版ノウハウを公開! Kindle版


さるでもできるKindle電子書籍出版: 40冊以上のKindle本を出版した筆者が、KDPアカウントの登録方法から、キンドルに最適なファイル作成まで、電子出版に必要な情報をすべて公開! Kindle版


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