40代からのわくわく副業ガイド

40代&50代でも無理なく始められ、スキルや経験を活かせる副業を。そしていずれは独立・起業も!という方のための副業入門ガイドです。

撮りためた"使える"写真データをネットで販売

写真:写真データをネット販売

個人が撮影した写真データをネット販売できるサイトもあり、過去に撮りためた写真データを活用できる副業として注目されている。企業や個人がサイトコンテンツを作る際に必要となる「人物の動作」「手順解説」「時事ニュース関連」など、ちょっとした写真のニーズもあり、想像力を活かし収入アップを図れる。


【必要なスキル&装備】

  • カメラ(スマホ撮影でもOK)
  • 写真ニーズを探る分析力と想像力
  • パソコンとインターネット接続環境

写真撮影に必要なのはまずカメラ。
といっても、プロカメラマンとは違いますので、本格的な撮影機材が必要なわけではありません。お子さん撮影用に買ったコンパクトなミラーレスカメラやコンデジでも大丈夫です。最近はスマホのカメラも高い解像度で、しっかりピントを合わせ高度な撮影が可能になっています。

写真データ販売で高収入が得られることはまずないと思いますので、それを見込んで高額レンズに手を出すのは危険です。

撮影スキルは、もちろんないよりあったほうがいいのですが、プロが撮るような「上手な写真」が必ずしも求められているわけではありません。売れる写真に必要なのはむしろ企画力。

写真販売サイトの用途として大きなものに「ウェブサイトの記事作成用」があります。企業がブログや読み物サイト(一般にオウンドメディアなどと呼ばれる)を作って運営するにあたり、記事上で使う写真をそうしたサイトで入手することがよくあります。

どういった記事のどんな文脈で使われる写真が求められているか。それを具体的に想定し、リサーチし、ニーズは高いのにライバルが少ない写真を提供することで、収益アップを図ることができます。


【始め方】

まずは写真販売サイトにアカウント登録しましょう。

写真のいいところは「国境・言語の壁も超えやすい」ところ。日本国内の写真販売サイトだけでなく、グローバル展開サイトでの販売に挑戦することもできます。

PIXTA(ピクスタ)

国内最大手の写真販売サイトといえば、やはり「PIXTA」。企業での利用も多く定額制プランなどもあります。

写真を販売したい人向けのガイドはこちらにあります。

写真販売ガイド - 写真素材 PIXTA

クリエイター会員登録の後、オンライン上で著作権・肖像権などについて学ぶ入門講座を受けその理解度を確認する簡単な入門テストを受けて初めて写真のアップロードが可能となります。

気になるコミッションは、一般クリエイターで22%~42%。
このコミッションは「クリエイターランク」に基づいて変わり、過去1年間の販売実績が0~149回の人で22%、150回以上で25%というように段階的にあがっていきます。

獲得クレジットとお支払いについて | PIXTA Channel

他にも同様の写真販売サイトはあります。
風景写真や一般的な旅行写真を国内の写真販売サイトで売るのは難しいですが、海外サイトであれば、日本情緒のある観光地写真や、日本語の看板が並ぶ街中風景などに対するニーズもあるかもしれません。その国の言語でのタイトル・タグ付けが必要となりますが、試してみる価値はありそうです。

写真販売 - スマホで撮った写真を売る方法!販売サイトの比較や売れる7つのコツ|フクポン
スマホではじめる写真販売の副業!写真を売るおすすめサイト4選 - Paranavi [パラナビ]
写真を売るためのサイトおすすめ7選と本気で稼ぐためのコツを8つ紹介!


【成功のポイント】

過去に旅先で撮った写真の販売をしたいという人も多いですが、一般的な観光地風景の写真などは既に山のように登録があるので、まず売れないと思ったほうがいいかもしれません(レアな観光地なら別ですが)。

売れるためには、「用途」を具体的に想定しての撮影が必要です。

例えば新型コロナ禍初期であれば、店舗や企業としての感染対策や新型コロナ関連記事で使える写真へのニーズが高まります。例えば店舗であれば、「当店の対策」という告知ページに消毒をしているスタッフ写真を掲載するでしょう。


その消毒する場所はどこか。飲食店であればお客様が利用するテーブルや椅子の消毒もありますし、ドアノブや洗面所まわりもあります。メニューも都度消毒していて安全なことをアピールしたい場合もあるでしょう。

消毒するスタッフの手元がビニール手袋のもの、雑巾ではなくキッチンペーパーなどを使っているもの、手元だけのもの、マスクで笑顔の人物も一緒に写っているものなど、バリエーションもいろいろ考えられます。

シリーズものも使いやすく、まとめて買ってもらいやすくなります。例えば、粘土で自作した建物や部屋の中、家具などの写真をたくさん撮影して販売している人もいます。リアルな家屋の写真だとイメージが具体的になりすぎてしまう場合などに使いやすい写真となります。

文字を乗せて使うことが前提の構図になっている写真も人気です。また写真に文字を載せそのまますぐ使えるようにした写真などもあります。

写真販売については、攻略法をまとめている記事もたくさんあるので、まずはそれらを読んでみることをお勧めします。


参考書籍


売れる写真の撮り方ルールブック (玄光社MOOK)


写真で稼ごう 【撮り方編】~ストックフォトサービスで役立つ撮り方・売り方・レタッチまで 写真を売るための10のルール~


参考サイト