40代からのわくわく副業ガイド

40代&50代でも無理なく始められ、スキルや経験を活かせる副業を。そしていずれは独立・起業も!という方のための副業入門ガイドです。

語学スキルを活かして週末副業~翻訳代行

写真:ネット翻訳

在宅で週末副業にもぴったりな語学スキルを活かした仕事。クラウドソーシングサイトや翻訳プラットフォームの他、「ココナラ」などのスキルシェアサービスでも案件を見つけることが可能だ。海外サイトであれば現地語→日本語の翻訳仕事も見つけやすい。


【必要なスキル&装備】

  • 語学スキル(読解・ライティング)
  • パソコンとインターネット接続環境

インターネット普及により、国境と言葉の壁は一気に低くなりました。個人が海外ECサイトで買い物をするのも一般的になり、オンラインゲームでは多国籍のユーザが一緒にチームを結成したりします。

翻訳ニーズは様々です。来日観光客向けの資料や案内掲示用、海外の取引先とのメールやりとり、自社・自店サイトの外国語版作成。スマホアプリを海外ユーザ向けにもリリースするため、アプリ内に登場するテキストを各国語版にしたいというニーズもあります。

海外で発売されている製品を日本国内で売り出すため、そのチラシや取扱説明書、サイトなどの翻訳が必要になることもあります。YouTubeはじめとするネット動画の字幕やナレーションも翻訳対象となります。

AIによって機械翻訳の精度が劇的に進化を遂げており、将来的には一般レベルでの翻訳仕事は減ってゆく方向と思われますが、現時点であればまだ人力での翻訳ニーズは十分あります。


【始め方】

クラウドワークスやランサーズなど、クラウドソーシングサイトで翻訳仕事の募集が行われています。

またマイナビのフリーランス向け案件マッチングサイト「スキイチ」、「ココナラ」などのスキルシェアサービスでも案件を見つけることができます。

語学力を活かし、海外の同様のサイトに登録し、ネイティブとしてその国の言葉から日本語への翻訳仕事を請け負うことも可能です。

相場はそうしたサイト上でリサーチすれば大体見当つきますし、1文字いくらの目安単価を提示した上で、最終的な納期・見積もりは翻訳対象の文章を確認してから決定とすることもできるので、オンライン上での受託でも比較的トラブルになりにくい仕事と言えるでしょう。


【成功のポイント】

言語にもよりますが、ネット上のプラットフォームで翻訳案件を探す場合、競合も多くなり単価も低く抑えられがちです。

単価をあげる、好条件の発注者の仕事をリピート受託できるようにすることが成功のポイントとなります。

得意分野を明示し、可能な範囲で過去の翻訳受託実績を公開することで、新規受託をとりやすくする方法もあります。初回はトライアルで割引価格とし、お試しでクオリティやスピード等にも満足してもらった二回目以降に正価でというのもありです。

また語学力を活かし、海外サイトで案件を探すのも手でしょう。日本以外の国で「ネイティブとしての日本語への翻訳作業」を請け負うほうが、国内のクラウドソーシングサイトで仕事を受けるより単価が上がる場合もあります。

中国をはじめとするアプリ開発企業で、日本語への翻訳が可能な人を募集していることもあります。人気アプリでも日本語が間違っていたり不自然だったりする場合には、誤翻訳の指摘をすると同時に、翻訳者として積極的に売り込みをかけてみるのもいいかもしれません。


参考書籍


通訳者・翻訳者になる本 2022 (イカロス・ムック)


参考サイト