40代からのわくわく副業ガイド

40代&50代でも無理なく始められ、スキルや経験を活かせる副業を。そしていずれは独立・起業も!という方のための副業入門ガイドです。

ウェブライターとして専門情報サイトの記事執筆

写真:ウェブライター

WEBメディアや企業サイトで記事を執筆するライター。専門知識を活かしてのライティングだけでなく、ユーザ視点での製品レビューや各種体験記事などが求められることも。クラウドソーシングサイトでも数多くのライター募集が行われている。


【必要なスキル&装備】

  • ライティングスキル
  • 情報収集・取材スキル
  • パソコンとインターネット接続環境

ウェブライターの世界はまさにピンキリ。
特定の専門分野をもち記名で記事を作成する人もいれば、比較的安い単価で量産用記事を作成している人もいます。

ライティングスキルや情報収集・取材スキルも、どういった媒体でどういった記事を書くのかにより、求められるレベルは変わります。

副業として一定単価以上での執筆仕事をとっていくのであれば、得意とする分野や記事スタイルを持ち、「この人に書いてほしい」と価値を感じてもらえるウェブライターを目指したいところ。

どういった記事執筆が可能なのかをアピールするためには、個人でブログやnoteなどを立ち上げ、記事を書き溜めていくのが手っ取り早く有効ですし、公開できる執筆実績があるのなら、ライターとしてのプロフィールサイトをを作り自身の経歴や執筆履歴などをまとめておくのもいいでしょう。


【始め方】

<WEBメディアでライター目指す>

多くのサイトで、ライター募集が行われています。媒体社が運営するメディアサイトの他、近年はメーカーやECサイトなどの企業が集客・販促を目的に読み物を中心としたオウンドメディアを立ち上げるケースが増えており、ウェブライターの需要は高まっています。

執筆可能なジャンルがあれば、関連サイトでライター募集が行われていないかどうかチェックしてみましょう。サイトの一番下の部分(フッターと呼ばれる場所)にライター募集情報が掲載されている場合があります。

専門メディアサイトの中には、一般ユーザが無料会員登録をして自分の記事を投稿することができるコミュニティ併設のものもあります。その場合、記事を投稿してもお金にはなりませんが、人気がでると公式ライターとして有償でタイアップ記事を書くチャンスが得られることもありますし、他媒体からのリクルーティングがかかることもあります。

サイト上にライター募集案内がない場合でも、実力あるライターを常時募集している媒体は少なくありません。問い合わせページなどからアプローチして売り込みを図ってみてもいいでしょう。

<クラウドソーシングでライティング仕事執筆>

始めやすいのは、クラウドソーシングサイトでライティング仕事を探して応募する方法です。企業はもちろん、アフィリエイトサイトを構築するために個人がライター募集しているケースも多数あり、特別な専門分野やスキルなどがなくても受託できる仕事もあります。

クラウドソーシングは日本最大の「クラウドワークス」

ジャンルも多岐にわたり求められるスキルも様々なので、さほど経験がない人でも受託可能な案件を見つけやすいと思います。一方、記事量産のための非常に安価なライター募集案件も結構あります。

そうした仕事を大量にこなすのもありですが、スキルアップにつながるわけでもなく、時に著作権侵害となるような記事作成を指示されることもあるので注意が必要です。


【成功のポイント】

文章作成は、少々乱暴に言えば「誰にでもできる」作業でもあります。それだけに、付加価値をどれだけ高め、より単価の高い仕事を得られるようになるかが勝負となります。

  • 専門性
  • 文章作成スキル
  • コミュニケーションスキル

当然ながら、専門分野を持つことは大きな強みとなります。

専門分野といっても、金融や医療系などプロフェッショナルな領域ばかりではありません。例えばDIYに凝っていて教え上手であれば、初心者向けのDIYコンテンツを執筆することができます。本職ではありませんが、一般人が趣味として取り組むDIYの分野で人より経験・知識があれば、それはその人の専門領域といえます。

DIYの中でもさらに絞り込んで、「DIYのための電動工具」「女性による木工家具作り」などよりエッジのたった得意テーマをもち、そこを突破口にライティング仕事を得ていくのもいいでしょう。

得意分野アピールのためにも、ブログなどを立ち上げ記事を書き溜めていくのは有効です。人気ブログになれば逆に執筆依頼の声がかかることもあります。

執筆スキル自体が高い人であれば、専門分野以外でより広いジャンル・テーマでの記事執筆も可能になります。ただその場合でも、どんなスタイルの記事執筆を得意とするのかは明確にしておいたほうが仕事につなげやすくなります。

自らの体験をベースにした記事執筆が得意なのか、あるいは情報収集してわかりやすくかみ砕いて説明する文章作成に秀でているのか。SNSで広く拡散される「バズりやすい記事の企画・作成」を得意とする人もいますし、取材やインタビューベースの記事作成を主に手掛ける人もいます。経験を積みながら自分の得意とするスタイルも見えてくるでしょう。

コミュニケーションスキルの高さもライターにとって重要な要素となります。受託で記事作成する場合、発注者がどのような記事を求めているのかを理解し、それに沿ったアウトプットをする必要があります。発注者の意向をしっかり汲んでアウトプットができればリピート発注も得やすくなり、同じ人と長期にわたって仕事ができれば、効率もあがります。


参考書籍


世界一やさしい Webライティングの教科書 1年生


改訂新版 書く技術・伝える技術 (スーパーラーニング)


参考サイト